店長日記

水冷却用ペルチェモジュール

先日お客様からペルチェモジュールについて質問がありました。
”ペルチェのモジュールを用いて水を冷やし、水槽の温度をサーモスタットで
温度管理して一定に保ちたいですが可能でしょうか?”というものでした。
該当の製品は、DT-1206というモジュールです。
https://www.denshi-trade.co.jp/ct/index.php?main_page=product_info&cPath=109_152_1078&products_id=1960

確か昔、水冷却用のモジュールがあったはずだけど。。。在庫処分して
しまったんだよなあ。。と思いながら、「理論的には可能ですが、水の量、
周囲温度によってはペルチェのパワーが足りず、モジュールを増やす必要が
あるかもしれません。実際にテストしてみないとわかりません。」と水冷却用
モジュールには触れずに回答しておきました。

そんなある日、倉庫で不自然な段ボールを見つけて、開封してみると。。。
うわさの水冷却用のモジュールでした!

img51820
商品番号:51820
https://www.denshi-trade.co.jp/ct/index.php?main_page=product_info&cPath=109_152_1077&products_id=3548

せっかくなので実験してみようとまずはバケツに満々と水を注ぎ、先端部分を
沈めて実験開始。周囲温度15℃、水温14℃でスタート。2時間後に水温は10.6℃
になるも、その後2時間継続しても10℃付近から落ちません。
バケツの裏を見ると容量は、6.7リットル。。。。う〜ん、ちょっと水が多すぎるのかも
しれませんね。。。

今度は小さなビーカーに先端を沈めてちょうど300CCになるように設定して
動作開始。外気温14℃でスタートして10分で水温はみるみる落ちて10℃に。
15分で8℃と順調も少し別の仕事を。。。
test

と離れて1時間後に戻ってみると
水温は0℃に。。。あれっと?思ってモジュールを引き上げてみると。。。
ice

写真のように冷却部の回りにしっかりと氷ができていました!
つまり、これでお客様に回答した内容の後追い試験となったということですねw
6リットルでは10℃までだけど、300CCであれば、0℃で氷もできるということです。

なんか分かりやすい感じですね。

ice2

ちなみにペルチェ素子を冷却用の部品とお考えの方も多いのですが。。。正確には
温度差を出す部品です。したがいまして周囲温度から-XX℃と考える必要が
あります。周囲環境温度が高ければ、それだけ到達温度も上昇しますので、
ご注意あれ。

ペルチェ素子の部品としての温度差指標は60℃くらいが一般的ですが、その
まま電流を流しますと熱側に引っ張られて暴走して内部の半田が溶けて壊れ
ます。よくあることですが。。

それゆえ一般的には熱面に放熱板とファンを取り付けて熱面を冷やすことで
冷面の冷却温度を下げるのですが、モジュールにして放熱板と部品に取り付
けた金属板端の温度差は、現実的には通常30℃程度です。これを広げるべく
工夫するのがモジュール製作者の努力というとこですが。。

さらにその冷却面で水を冷やすということになると。。。。
考えてみれば分かるかと思いますが、そんなにバラ色の温度差とはなりません。
真夏の30℃の気温だと。。。。なので周囲環境を冷やすことや冷却された熱が
逃げない工夫が重要な要素となります。

まあ、車の中のクーラーボックスもペルチェ応用品ですので、車内を冷やし、
クーラーボックス内部を保冷材でしっかり囲むことによって庫内の温度をある
程度冷やすことができます。
そうした製品なので、言訳がましく保冷庫という名称によくしているのです。
ただ冷蔵庫のシステムと比べると軽くて扱いやすい、とはいえるでしょう。

えっと。。発見した在庫は、デンシ電気店楽天市場にて、在庫限定特別価格で
販売中です。実験などによろしければ、お使いいただけますと幸いです。。。
https://item.rakuten.co.jp/denshi/51820/?variantId=51820

世界のコンセント形状

すっかり日記更新がご無沙汰となってしまった店長の今日この頃です
が、皆様いかがお過ごしですか?

自分でも日記のことはすっかり忘れ去っていたのですが、最近数人の
お客様からご指摘があり、なるべく更新しなくては、と思ってました。。。

弊社では、自分達の備忘録もかねて世界のAC電源プラグという
情報を公開しております。
https://www.denshi-trade.co.jp/documents/acplug/voltage-plug.html

先日お客様から、このリンクを進むとプラグの詳細図面が掲載されている
ので大変重宝しているとお褒めいただきました。ありがとうございます!
とても励みになります!
ただ、メス側のコンセントの寸法の掲載がないので、その情報も作成
してもらえないかというご依頼がありました。

ぼちぼちネット内で情報を捜索してみると。。。。AIなるものも使って
探してもみましたが、確かに!プラグもコンセントも詳細寸法記載された
情報は入手困難でした。。。なるほど!勉強になりました。。

姉夫婦と雑談した際に”今はAIで会議の資料を作るんで。。。”と言っていたので、
マイクロソフトさんの無償タイプで試してみたのですが、何やら旅行サイトを
参照した残念な情報ばかりご紹介いただきました。。AI側の立場で考えて
みれば、依頼者の素性などわからないので、よくある旅行者の質問扱い
されてしまったのも致し方ないでしょうが。ツーリストは電気規格など入力
しないでしょうから、察して欲しかったです。。

弊社にも様々な質問が寄せられますが、質問者の背景がわかりませんと
困惑してしまうことがよくあります。。。店長は法人のお客様で技術系の
方と話す機会が多いのですが、人によっては、出身地や年齢、経歴や
家族構成、専門性、趣味などよく存じあげていますので、そういったストレス
がありません。ご存じでないお客さんに親切に回答したつもりでも。。。
”もっとお客に親切に対応ください”と怒られたりしました。。

AIが改善されたら、こうした個人情報もすべて吸い上げられるんだろなぁ
と思うとちょこっと複雑な気分になりました。。。

手元にある図面などを利用しても。。。確かに、弊社は電源コードセットは
たくさん取扱いがあるので、プラグの情報は豊富でしたが。。。コンセントは
そうはいかないということもわかりました。。。

いろいろネットで探索している時に個人の面白いサイトを見つけました。
https://plugsocketmuseum.nl/AboutCollector.html
アムステルダム大学の遺伝学者であったOof Oudさんが趣味で集めた
プラグやソケットを展示しているネット上の博物館です。
マニアの愛情と好奇心には感心させられます!

弊社の”世界のコンセント”ページにもたくさんOofさんへのリンクを残して
おきましたので、めくるめく電源プラグとソケットの世界をお楽しみください。
図面やテキストばかりだと頭の中のイデアがうまく形成されないかも
しれませんが。。。そんなお悩みは吹っ飛びます。

知人のエンジニアの皆様もたいへんな変人、失礼!まれに見る趣味人
の方がたくさんいらっしゃいますので、ぜひぜひ、不死人のように生き残る
知見をネットに残されてはいかがでしょうか?いずれAIなるものが有効に
利用してくれることでせう。。はたしてネットの情報は年月を超えて命を
保てるのでしょうか?紀元前の世界を今、少し知ることのできる石版などを
とび超えた寿命を持てるといいですね。
ホモ・サピエンスが滅亡した後、誰かがこうした情報に触れて、サピエンスの
歴史を逆算して想像してくれると。。

情報の元となったWikipediaページもリンクで残しておきました。
各国の規格変更時に自動的にwikiが更新されると便利かと思いました。
他人任せですが。。。

仕入先メーカーなどとのやり取りによって、それぞれの規格寸法が
入手できた認証もございました。台湾CNSやタイTIS、韓国KCなど
ですが、こちらもリンクで見ることができるようにしました。
いずれ、もう少し蒐集を広げようかとは思いますが。。。あまりお金に
ならないことで、商売人にご迷惑をかけるのは申し訳ないので。。
徐々にということでお許しください。

前回の電源プラグページは、htmlにて店長がちくちく作っていたのですが、
先々の更新(いまだ不完全なので。。。)のことも考えて、今回は
Exelで製作してhtmlに変換するという方法で、怠けさせてもらいました。

完成の情報は以下です。AC電源プラグのページからもリンクで
たどれるようにしておきました。左下のエクセルのシート選択にて
プラグA〜Pをクリックいただけますと幸いです。

https://www.denshi-trade.co.jp/documents/acplug/acreceptacle/acsocket.htm
世界のコンセント

人に頼まれたから。。。と思って始めたのですが、結果として自分の
勉強となりましたので、なかなか楽しかったです。感謝します!

作成中、店長の脳内は、日の沈まない国大英帝国と欧米列強、英国の
子供にして科学の父のような米国、そして勃興する新興国やかつての
文明国家達の歴史物語で満たされたのでした。

線路は続くよ、どこまでも♪。。。。のように、更新は続くよ、いつまでも
といきたいですね。そうそう、誤記や最新情報、不足情報等お持ちの
方は、お気軽に情報提供のご協力をいただけますと嬉しいです!

4Dパズル

コロナ騒ぎの最中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

店長は、会社のしばらく誰も訪問客がいない応接室
で、4Dパズル(Hong Kong)を組み立ててみました。仕事中に
手の開いている時にこつこつとですが。

3Dならともかくもなぜ4D?という疑問は組み立ててみると
すぐに分かります。X,Y,Zで3Dにt、つまり時間軸を追加
して4Dということなんですね。

最初のベース面は1915年の香港の地図。これに3層の
レイヤーとなった地面のパズルを組み立てて乗せます。

hk1915

なんと1915の参考地図がないため。。。ちょっと苦戦しま
すが、どんだけ埋め立てられているかがわかってすこし
楽しいです。

最後に建物をセットするのですが、その表が年代順と
なっていて。。。なるほど、途中で止めれば。。。例えば
1980年の香港として終らすことができるのですね!

bghk

店長が思い出深い建築物は。。。1915の時計塔、1962
のCity Hall、1972のPeakTower、1980のHK Space Museum、
Hopewell Centre、1988のHK ConvensionCentre、。。。
そう香港はCentreなんです!そして1990のBank of China。。
なんか歳がばれてしまいますねw

完成した写真はこんな感じです。

hk3d

香港の観光名所ピークから九龍方面を見る風景が有名
ですが、店長的には九龍サイドからの夜景も好きです。

fmkwtohk

ぼちぼち作業していたら、あっという間に1ヶ月が経過
していました。

Pi Tech clubさんのご招待

Pi Tech clubさんのご招待で”ロボットカーで遊ぼう大会”に
参加させていただきました。

最終的にRapberry Piを使って組み上げたロボットカーで
いろいろ遊んじゃおうという企画です。

1

先生方がご苦労されて坂道コースを作ったり、ペンを取り
付けて落書きできる画用紙コースなどが用意されていましたが、
やはり子ども達が盛り上がるのは、相撲大会でした!

みな思い思いのデコレーションをロボットカーに施して、
自分だけのオリジナルデザインとして、とても印象的
で、みなさん、いい顔をしていました。
学校などに押し付けられたものでないというところが、
いいですね。

2

デンシ電気店で販売している相撲ロボットも参加させて
いただきました。写真のユニークな前掛け付の子ども
ロボットカーに正面から挑み見事負けました。。

3

先生方はたいへんなご苦労かと思いますが、大喜びして
興奮している子どもを見るとこちらも楽しい気分にさせて
いただきました。

ありがとうございます!

IT Media の EE Times Japanという雑誌にPi Tech clubさんの
ことが記事として掲載されてますので、リンクをつけておきます。
ご参考にぜひ。
https://eetimes.jp/ee/articles/1910/29/news069.html

香港エレショーにて

いつも香港エレショーの後、東京の弊社事務所にやってくるVelleman社
のピーター部長ですが、今回は来れないとのことで香港エレショー内で
打ち合わせをいたしました。

meeting

話していると、おお!懐かしい人が!Velleman社のリトアニアの
ディーラーがちらっと現れました。
リトアニアのGiedriusさんは、LEMONA社のオーナーで、現在は
リトアニアだけでなく、エストニア、ラトビアとバルト三国に店を出して
元気に営業しているそうです。

この夫妻はとても親切で、マルタやサルディーニャ、ドブロブニクでの
会議の際に一人で来ていた東洋人の店長に声をかけてくれて、
食事の卓を何度もご一緒させていただきました。Giedriusはウォッカ友達
でもあり、丸刈りでブルース・ウィルスに似たいい男です。

奥様はユニークな方で、肉とパンしか食べられないと海鮮主体のサル
ディーニャでの食事の際は、特別に肉を要求、余った海鮮料理は
エストニアのディーラーなどと一緒においしく頂戴したのでした。

”奥様はお元気ですか?”と尋ねるとちょっと困った顔。隣にいた息子
さんが、”もしかして昔の奥さんじゃね?”と。。。今は新しい奥様と
息子さんとで、いらっしゃってるそうで。香港の後、大阪と東京を見物する
予定とのことで、東京でのランチを約束して別れました。
しばらく会わないといろいろあるのですね。。。

思い起こせば、ゲントで最後にあった際は、一人で参加していて、
なんとなく淋しそうな眼をしていたような。。

夜は、チムサーチョイにある小学校時代の後輩が経営する居酒屋
”元気一杯”にて、現地の友人たちと焼酎を一杯?いや、ボトルが3本程
転がってましたね。。。

genki

いや、久しぶりに朝起きて頭が痛かったです。。

帰りの香港の空港では、新進の芸術家の作品が。

wong

デスマスクのような皿。。。。食事療養中にはいいのかも知れませんが。。
食欲をなくして悪夢を見そうです。

ちなみに1週間後にGiedrius一家は、東京の弊社に遊びにきました。
奥様はマシンガンのように質問や疑問を矢継ぎ早にしゃべり、いやはや
疲れました。一家はオランダ居住をメインに毎週のようにリトアニアにも
いく日々だそうです。なんとオランダの小学校は、宿題もなし、夏休みも
三か月だそうで。親が疲れてしまうんじゃ?と聞くとキャンプやらサマー
スクールやらで、泊りがけで子どもたちはあちこちにいくそうです。

確かに小学低学年であれば、無理に机に縛りつけて、子どもに嫌がらせ
を行うより、そちらの方がよっぽど教育効果がありそうに思いました。
店長もじっと机に座っているのが苦手でしたので。。

オートソックのセミナーinノルウェー王国大使館

10月9日は、オートソック社がノルウェー王国大使館で
開いたセミナーにご招待いただき、参加してきました。

1

プレス関係者など50名以上が招待され、オートソック
からは発明者と二名が参加して行われました。
セミナーの端々で、ノルウェー大使館の富永さんの
ワーカホリック的な仕事ぶりが感じられ、
個人的には楽しめました。

昨年冬に突然発表されたチェーン規制にも対応できたと
する旨も発表されました。
NEXCO様のチェーン規制に関する案内も紹介されました。
該当するタイヤチェーンの種類として、オートソック
含まれる布製カバータイプも明記されました。

2

質疑応答の後は、立食のパーティ。駐日ノルウェー大使の挨拶と乾杯の音頭。
挨拶では、ノルウェー政府も交通事故の削減には、多大の関心と注意を払っている旨の説明もございました。もう15年以上も前のことですが、店長がノルウェー・オスロを訪問時に驚いたことがあります。
歩行者信号が赤であることに気づかず道路を横断しようとしたところ、交差点に進入する自動車がすべて。。。急ブレーキでなく静かに停止して。。。店長はあわてて戻ろうとしたところ、みな運転手が笑顔で渡れと手をふってくれたのでした。あおり運転が問題となっている日本では考えられないことです。

もっとも待ち合わせには、標準的に大幅に遅れる文化も大らかさのあらわれかもしれませんが。。。
日本人も、もうちょっとだけ他人に対しては大らかになれるといいのかもしれません。

ちなみにこちらの大使様ですが、日本に赴任が決まりましたら、旦那様も休職されて同行されたそうです。ノルウェーでは普通のことらしいですが、こちらも面白いですね。

2019年Pi tech clubさんでのデモ

毎年恒例、今年も杉並区浜田山界わいの小学生のためのRaspberry pi講座を開いている
Pi tech clubさんへお邪魔してロボットの実演を行いました。

今年のメイン演目は、たまごに描画可能なロボット、エッグ・ボットです。

イースターに馴染みがない日本ではどうかと思ったのですが、生卵を用意して実際に
Pi tech clubさんのロゴが描かれる様子を実演いたしました。

DSC07470

DSC07474

DSC07543

がちゃがちゃ動くロボットと比べると地味でふ〜んと軽く流されるかなとも
思っていたのですが、予想外の盛り上がりでびっくりです。
実はここで描画された卵を持って帰るのはいやだなあと。。。
こっそり押し付けて帰ろうと考えていたのですが。。。
一番の盛り上がりは、この卵争奪のジャンケン大会でした。。。

”子どもはたまごが大好きだから”と当然のように話される先生に”そうですか!”
と驚きの一日でした。

半田カフェ

まれに半田の学習に弊社までお越しいただけるお客様がいらっしゃいますので、
店長の手が空いている時だけ、2階の半田作業スペースを無料で貸し出す
”半田カフェ”を始めます。店長は軽いアドバイスだけ。。。です。

ハンダカフェ

ハンダカフェ

カフェといってもお茶は出ません。お間違えのないようにお願いします。
事務所2階の一部を少し整理して以下の写真のような半田作業スペースを作りました。

原則は1名様を想定しているのですが。。。ご希望の人数が多いようであれば、
3階の作業スペースや4階の応接室に工具等を運んで対応も考えています。

ハンダカフェの様子

ハンダカフェの様子

店長は出張などで事務所にいないこともよくありますので。。。
えっと、前もっての完全予約制でお願いします。
突然のご来社はちょっと困ります。。
いつか実際の店舗を開設してその一部を半田カフェにできたらなあと思います。

お申し込みは、以下のバナーをクリックしてお進みください。

ハンダカフェお申込

ハンダカフェお申込

お待ちしています!

超音波出力の波形と周波数確認

先日、ハイパワー超音波パルスジェネレータ M161+電源付
製品をご購入いただいたお客様より、5時間程経過すると始めは耳に
聞こえない超音波発信が、耳に聞こえるレベルに周波数が落ちてくる
という情報を頂戴いたしました。
とても親切なお客様で、弊社まで製品をお持ちいただいたので、調査を
してみました。

前に違うお客様が出力周波数がおかしいという断定調につい。。。オシロの
波形と周波数データを送ってくださいと反応して炎上してしまったので、
たいへん丁重な今回のお客様に感謝です。

test

使用した計測器は、USB PCデジタルオシロスコープ+ファンクションジェネレータPCSGU250を使って情報取得しました。

スピーカーへの接続端子と接続すれば、簡単にユニットの出力波形を
得られますので、とても便利です。ただスピーカーの手前の信号なので、
スピーカーの損傷があった場合は、それに関しては分かりません。

7時間テストしてお客様のいうような音の変化はなく、1時間おきに取得した
オシロの波形もほぼ同じで以下のような22KHzあたりでした。結果として
問題なくほっとしました。

10-3-16-15

ちなみに20KHzを超えた超音波は、店長のようなおじさんにはまったく
聞こえないのですが。。。弊社の若い20〜30代の社員はしっかり聞こえる
そうです。年はごまかせんですな。。

リニア 1.5Vdc-900mA

ちょっと面白いお問い合わせを可変式AC/DC電源にて頂戴しました。

なんでも、スイッチング方式でなく、リニアで1.5Vdc Max.900mAの電源が欲しいというものでした。確かに今は、スイッチングが主流ですが、電子工作キット(1.5〜35VDC電源)K1823
を使えば、これはリニア用なので簡単じゃ?と思ったのが。。。アマアマでした。

こちらのキットは、トランスなどで減圧されたAC電圧を4つのダイオードで全波整流してコンデンサで調整後、電圧レギュレーターLM317で電圧を固定するというよくあるリニアタイプの電源基板です。そういえば、こちらの製品の売れ行きはいまいちなのですが、結果としてその理由も痛感させられるのでした。。

とりあえず弊社にはAC/ACアダプターがあり、これは温度ヒューズ付の減圧トランスをケースで保護した単純なものです。こちらをキットへの入力電源として利用してみることにします。

電圧レギュレーターは、電圧を変換するというより、電圧の波形上部をカットして、そのカットされた部分を熱として吐き出す部品という認識だったので、なるべく1.5Vに近い出力アダプターを探せば効率的のはず。。。。と5V近辺を探してみたのですが。。。にゃんと!弊社の在庫品では、7.5Vが最も低い電圧で。。。ちっと残念な状況です。キットの取説にも容量が大きい際は、ヒートシンクを取り付けろと記載があるので、それで調整するしかないですね。

在庫のヒートシンクをいくつかチョイスして、抵抗負荷をかけて、ヒートシンクの温度を計測してみます。するとみるみる60℃を超えてなおも成長する様を見て、次々と大きなヒートシンクに変えるも。。。どれもいけません。いちおうレギュレーターの仕様書で耐熱を見るとMax.125℃とは書いていますが、触る可能性があるヒートシンクが60℃以上では文句を言われそうなので、できれば40℃程度でおさめたい気分ですが。。。3個試して全敗でした。

失敗したヒートシンク達

失敗したヒートシンク達

これはいかんなあとリニア式アダプターのメーカー標準カタログを担当者に確認してもらうと。。。う〜ん。。。3V/1Aや1.5V/300mAはあっても。。。要望のレンジをクリアする製品は、標準品にはありませんでした。つまり誰も買う人がおらんということでしょうか?ここで、なかなかレアなご要望であることに気づかされました。1.5V乾電池の代替といったところの用途なのでしょうか??乾電池で900mAも浪費すると数時間で電池切れとなりますな。。

気を取り直してさらに大きなヒートシンク100x85x35mmを利用してみます。

取り付けてみると。。。わかっちゃいたのですが、ヒートシンクのついでのように基板がついた感じの見た目で。。。何ともいえません。ちなみにTO220パッケージの固定は、熱伝導性の両面テープLi98
を用いました。

最終形態の製品

最終形態の製品

これを抵抗負荷につなげて実験開始です。使用負荷は、ELD8211で電流値を固定することが簡単にできるので、重宝しています。DC限定なのがちょっと残念ですが。
ELD8211

開始直後の状態

開始直後の状態

当初室温程度のヒートシンクですが、思いきって大きなものに変えたので、温度上昇のスピードが緩やかで、いい感じです。30分後、なんとか40℃程度で安定しました。

30分後の状態

30分後の状態

なるほど、自宅であれば、普通そんなにトランスも転がっていないし、ヒートシンクもいろいろ持っていないですよね。。。これではなかなかうまく使いこなすことはできないので。。。。みんな面倒のないスイッチングタイプになってしまう訳ですね。ハイ理解しました。

ちなみにお客様にご報告してみると。。そんな大きなヒートシンクになるならいらないとのことで、お説ごもっともでございます。ちゃんちゃん。